
2014年6月より、旧・NPO法人脂肪萎縮症(脂肪ジストロフィー)・脂肪萎縮性糖尿病センターは、認定NPO法人日本ホルモンステーションの脂肪萎縮症委員会として活動を継続してきました。
その後の活動の中で、脂肪萎縮症は異なる病因の疾患が同様の症状と兆候を呈する症候群として扱われるようになり現在に至っています。そこで本委員会の名称は「脂肪萎縮症委員会」から「脂肪萎縮症候群委員会」に変更されました。
本委員会は、脂肪萎縮症→症候群(脂肪ジストロフィー)・脂肪萎縮性糖尿病に対する医学研究をサポートし、最新の医学情報を患者さんとご家族、医療関係者、支援者の皆様に広報し、患者さんやご家族を取り巻く医療・社会の環境を改善するべく、活動を継続していきます。
2022年6月2日〜4日別府国際コンベンションセンターで開催された「第95回日本内分泌学会学術総会」(会長 大分大学 柴田洋孝)のサテライトシンポジウムとして「第3回脂肪萎縮症候群研究会」を開催した。
第3回脂肪萎縮症候群研究会
6月3日(金)18:30〜20:00
第6会場 3F 小会議室31
1. 脂肪萎縮症候群の診断・病態・治療
1−1. 血清レプチン濃度とLeptin Secretion Indexの意義
京都大学医学研究科 メディカルイノベーションセンター 中尾 一和
1−2. 部分性脂肪萎縮症候群とサルコペニア肥満の病態の異同
京都医療センター 日下部 徹
2. 症例報告
- メトレレプチン長期投与により良好な経過をたどっている全身性脂肪萎縮症の一例
九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学 松田 やよい、小川 佳宏
- 小児がん経験者に合併した脂肪萎縮症に対するメトレレプチンの糖・脂質代謝改善作用
久留米大学医学部 内科学講座 永山 綾子、蘆田 健二、野村 政壽
2021年4月22日〜24日、コロナ禍により完全バーチャル開催された「第94回日本内分泌学会学術総会」(会長 群馬大学 山田 正信)のサテライトシンポジウムとして、「部分性脂肪萎縮症候群はCommon Disease? 」をテーマに「第2回脂肪萎縮症候群研究会」をweb配信した。
第2回脂肪萎縮症候群研究会
4月23日(金)第5配信会場 17:30〜19:00
テーマ「部分性脂肪萎縮症候群はCommon Disease? 」
I 症例報告 座長 京都大学 中尾 一和
京都大学 山内 一郎
「部分性脂肪萎縮症候群の自験例−診断に役立つ所見− 」
名古屋市立大学 田中 智洋* 青谷 大介
「MDP症候群に伴う部分性脂肪萎縮症の診断とレプチン補充治療の効果」
京都医療センター 日下部 徹
「部分性脂肪萎縮症候群の自験例 −家族性部分性脂肪萎縮症T型の診断について−」
岡山大学 和田 淳* 村上 和敏 中司 敦子
「脂肪萎縮症候群患者−その後の治療経過−」
II Topics 座長 岡山大学 和田 淳
(株)コスミックコーポレーション 菊地 強
「高感度レプチン測定法の開発」
九州大学 小川 佳宏
「高感度レプチン測定法の臨床応用」
III State of Art Lecture 座長 九州大学 小川 佳宏
京都大学 中尾 一和:
「部分性脂肪萎縮症候群の疫学調査研究 YOTS研究」
2019年11月29日〜30日高知市文化プラザかるぽーと高知市で開催された「第29回臨牀内分泌代謝Update」(会長 高知大学 岩崎 泰正)のサテライトシンポジウムとして、「第1回脂肪萎縮症研究会」を開催し、脂肪萎縮症候群の今後の課題と専門医と患者様の連携方法などについて討議した。
引き続き、当委員会の活動に対するご理解とますますのご支援をお願い申し上げます。
詳細は、リンク先を参照ください。
シオノギ製薬 脂肪萎縮症を知る(www.shionogi.co.jp/shibouisyuku/)

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